西武線 廃線、廃駅めぐり~多摩湖駅(初代)
西武遊園地駅から南に400m先に1936年(昭和11年)から1961年(昭和36年)まであった多摩湖駅を観察します。
この地域は1927年(昭和2年)当時の日本最高土木技術で完成した多摩湖(村山上貯水池、村山下貯水池)、狭山湖(山口貯水池)の周辺を東京の都市部から高尾山や箱根芦ノ湖などに匹敵する日帰り可能な行楽地として開発が始められた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
多摩湖駅(初代)の変遷
多摩湖線(初代)村山貯水池駅から延伸新設開業
1936年(昭和11年)村山貯水池駅(2代目)開業
⇒1941年(昭和16年)狭山公園前駅
⇒1951年(昭和26年)多摩湖駅(初代)
⇒1961年(昭和36年)延伸移動のため廃駅
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現在の様子
戦前から使われていた駅で開業当時は路面電車の車両など全長17mの
短い車両が使われいてその規格で造られため小さな駅だったようです。
多摩湖線で使われた車両の一部は西武軌道線(東京都交通局へ移管)にも使われてたようです。
現在は築堤の一部にコンクリート製の車止めが残されています。
狭山公園入り口側
北川側の築堤の様子
車内から観察
コンクリート製の車止め
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多摩湖線(北線)の歴史
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1924年(大正13年)
村山上貯水池(多摩湖)完成
1927年(昭和2年)
村山下貯水池(多摩湖)完成
1930年(昭和5年)
多摩湖鉄道多摩湖線 萩山駅-(初代)村山貯水池駅( 現在の武蔵大和駅から八坂駅よりに)開業
1934年(昭和9年)
山口貯水池(狭山湖)完成
1936年(昭和11年)
(初代)村山貯水池駅から延伸して武蔵大和駅と (2代目)村山貯水池駅として開業。
1940年(昭和15年)
多摩湖鉄道が武蔵野鉄道に合併
1941年(昭和16年)
軍の指導により改称
武蔵野鉄道多摩湖線
村山貯水池駅(2代目)を 狭山公園前駅に改称
1945年(昭和20年)
旧西武鉄道と武蔵野鉄道が合併して西武農業鉄道に改称
1946年(昭和21年)
西武農業鉄道から西武鉄道に改称
1947年(昭和22年)
西武鉄道が貯水池周辺の広大な土地を手に入れを開発して
「東村山文化園」という総合娯楽施設を建設することを計画された
1947年(昭和22年)当時の航空写真
1951年(昭和26年)
狭山公園前駅から多摩湖駅(初代)に改称。
1958年(昭和33年)
萩山駅 - 多摩湖駅間が600Vから1500Vに昇圧
1961年(昭和36年)
多摩湖駅から延伸して現在、西武遊園地駅の位置に移転(2代目)のため廃駅
いまで短い車両しか止まれないホームで新宿線からの直通車両を乗り入れのために移動となった。
1961年(昭和36年)当時の航空写真
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1979年(昭和54年)
西武球場完成に伴ない 多摩湖駅(2代目)を西武遊園地駅(2代目)に改称
山口線(2代目)<おとぎ電車> (初代)西武遊園地駅を遊園地前駅に改称
2007年(平成19年)航空写真
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<備考・1>多摩湖線予備知識
多摩湖線の廃駅探訪にするのにこの2点がキーワードとなります。
・多摩湖線(南線)のほとんどが道路と平行して敷設されている。
・開業から戦後しばらく小型車両で運行(路面電車)されていた。
そのためホームは小さい
・[参考写真]
2012年6月10日
「電車フェスタ2012 in 武蔵丘車両検修場」で公開され多摩湖線で使われていた車両の一部
<備考・2>戦中に休止になり戦後廃駅となった駅
・武蔵野線(現在の池袋線)・上り屋敷駅、東所沢駅、天覧山駅
・山口線(現在の狭山線)・山口貯水池駅(上山口駅)、下山口駅(後に復活)
・村山線(現在の新宿線)・西鷺ノ宮駅
・多摩湖線・東国分寺駅、桜堤駅、厚生村駅
この地域は1927年(昭和2年)当時の日本最高土木技術で完成した多摩湖(村山上貯水池、村山下貯水池)、狭山湖(山口貯水池)の周辺を東京の都市部から高尾山や箱根芦ノ湖などに匹敵する日帰り可能な行楽地として開発が始められた。
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多摩湖駅(初代)の変遷
多摩湖線(初代)村山貯水池駅から延伸新設開業
1936年(昭和11年)村山貯水池駅(2代目)開業
⇒1941年(昭和16年)狭山公園前駅
⇒1951年(昭和26年)多摩湖駅(初代)
⇒1961年(昭和36年)延伸移動のため廃駅
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現在の様子
戦前から使われていた駅で開業当時は路面電車の車両など全長17mの
短い車両が使われいてその規格で造られため小さな駅だったようです。
多摩湖線で使われた車両の一部は西武軌道線(東京都交通局へ移管)にも使われてたようです。
現在は築堤の一部にコンクリート製の車止めが残されています。
狭山公園入り口側
北川側の築堤の様子
車内から観察
コンクリート製の車止め
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多摩湖線(北線)の歴史
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1924年(大正13年)
村山上貯水池(多摩湖)完成
1927年(昭和2年)
村山下貯水池(多摩湖)完成
1930年(昭和5年)
多摩湖鉄道多摩湖線 萩山駅-(初代)村山貯水池駅( 現在の武蔵大和駅から八坂駅よりに)開業
1934年(昭和9年)
山口貯水池(狭山湖)完成
1936年(昭和11年)
(初代)村山貯水池駅から延伸して武蔵大和駅と (2代目)村山貯水池駅として開業。
1940年(昭和15年)
多摩湖鉄道が武蔵野鉄道に合併
1941年(昭和16年)
軍の指導により改称
武蔵野鉄道多摩湖線
村山貯水池駅(2代目)を 狭山公園前駅に改称
1945年(昭和20年)
旧西武鉄道と武蔵野鉄道が合併して西武農業鉄道に改称
1946年(昭和21年)
西武農業鉄道から西武鉄道に改称
1947年(昭和22年)
西武鉄道が貯水池周辺の広大な土地を手に入れを開発して
「東村山文化園」という総合娯楽施設を建設することを計画された
1947年(昭和22年)当時の航空写真
1951年(昭和26年)
狭山公園前駅から多摩湖駅(初代)に改称。
1958年(昭和33年)
萩山駅 - 多摩湖駅間が600Vから1500Vに昇圧
1961年(昭和36年)
多摩湖駅から延伸して現在、西武遊園地駅の位置に移転(2代目)のため廃駅
いまで短い車両しか止まれないホームで新宿線からの直通車両を乗り入れのために移動となった。
1961年(昭和36年)当時の航空写真
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1979年(昭和54年)
西武球場完成に伴ない 多摩湖駅(2代目)を西武遊園地駅(2代目)に改称
山口線(2代目)<おとぎ電車> (初代)西武遊園地駅を遊園地前駅に改称
2007年(平成19年)航空写真
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<備考・1>多摩湖線予備知識
多摩湖線の廃駅探訪にするのにこの2点がキーワードとなります。
・多摩湖線(南線)のほとんどが道路と平行して敷設されている。
・開業から戦後しばらく小型車両で運行(路面電車)されていた。
そのためホームは小さい
・[参考写真]
2012年6月10日
「電車フェスタ2012 in 武蔵丘車両検修場」で公開され多摩湖線で使われていた車両の一部
<備考・2>戦中に休止になり戦後廃駅となった駅
・武蔵野線(現在の池袋線)・上り屋敷駅、東所沢駅、天覧山駅
・山口線(現在の狭山線)・山口貯水池駅(上山口駅)、下山口駅(後に復活)
・村山線(現在の新宿線)・西鷺ノ宮駅
・多摩湖線・東国分寺駅、桜堤駅、厚生村駅